山鹿灯籠の歴史は古く遥か室町時代より受け継がれる伝統の技。古来、山鹿のまちびと達が市内の大宮神社へ奉納したもので、長い歴史の中で職人たちが様々な作品を作るようになりました。神殿造り・城造り・座敷造り・矢壺・鳥籠・千人灯籠踊りで有名な金灯籠をはじめとした秀逸な作品を展示しております。
山鹿では灯籠を製作する職人を「灯籠師」とよびます。別館ではその制作実演をご覧いただくことができます。
『山鹿灯籠』制作体験キット【擬宝珠ランプ】を作ってみよう!
擬宝珠ランプ製作体験
料金:1人1500円(税込)+入館料300円 |
毎年、山鹿灯籠まつりのポスターは熊本県出身である鶴田一郎氏が手がけられておりますが、これまでにご寄贈いただいた原画を展示しております。
江戸時代、現在の「さくら湯」がある場所には、山鹿御茶屋という肥後細川藩の休泊所があり、お殿様専用の御前湯がありました。その天井絵とされる江戸時代に描かれた「双龍の絵」が飾られております。
山鹿灯籠民芸館の建物は、1925年(大正14年)に安田銀行山鹿支店として建てられたもので、その後1973年(昭和48年)まで肥後銀行山鹿支店として使われました。
重厚な外観はロマネスク風で、内部は昔の銀行建築様式を今に伝える貴重な資料として平成14年に国の登録有形文化財に指定を受けております。